協会ニュース

2009.02.09
金沢市:歴史都市第1号認定について
内容 平成21年1月19日、「金沢市歴史的風致維持向上計画」が、全国で初めて国より認定されました。これは平成20年11月4日に施行され た「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」(通称「歴史まちづくり法」)に基づき、国土交通省、文部科学省、農林水産省の三省より計画認定 を受けたものです。認定されたのは金沢市のほか、岐阜県高山市、滋賀県彦根市、山口県萩市、三重県亀山市の計5市です。
 歴史まちづくり法は、文 化財等を中心として歴史的資産の保全・整備を支援することにより「歴史まちづくり」を推進するための法律で、「古都保存法」の対象となる京都、奈良、鎌倉 など以外でも歴史的な街並みが随所にあり、これを後世に継承すべきとの観点から制定されたものです。
 金沢市は、今回の認定を「歴史都市」の認定と位置付け、惣構など歴史的建造物の復元整備、用水の開渠化、無電柱化の推進、市内の小中学生に能楽を教える「加賀宝生子ども塾」の開催など、計画に掲げた60事業を今後10年間で進めようとしています。
 金沢市は元来、伝統環境の保全、用水保全、こまちなみ保存など独自の条例により歴史的資産の保全と魅力の創出に努めてきました。今回の歴史都市認定を機に、金沢市固有の歴史資産を生かしたまちづくりを一層推進していくものであります。

詳しくは金沢市歴史的風致維持向上計画(金沢市公式HP内)
http://www4.city.kanazawa.ishikawa.jp/11107/rekikenmain/fuuti.jsp