協会ニュース

2006.02.14
冬の地域貢献(屋根雪除雪)建築分野
内容(社)金沢建設業協会は、金沢の地において建築・土木という分野で皆様の地域に貢献したいと思い、日々活動を続けております。

今回は大雪予想をはるかに超え、昨年12月には二十数年ぶりの積雪量を記録し、雪には慣れているはずの日本海側の金沢でも交通マヒ、建物の倒壊、屋根からの転落が相次ぐ中、雪に対してどのような活動を行っているかご紹介いたいと思います。

○高齢者世帯等への屋根雪下ろしの協力
建 築分野では、金沢市ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加している中、屋根の雪下ろしを出来ない高齢者世帯等の屋根雪下ろしの協力をしておりま す。具体的には金沢市内の近くに除雪できる親族のいない高齢者世帯等で、あらかじめ金沢市の「屋根雪下ろし対象世帯名簿」に登録されている世帯について、 民生委員が屋根の雪下ろしの必要性を判断し、必要であれば金沢市に連絡、金沢市はその世帯の近隣の建設会社(金沢建設業協会会員)に屋根雪下ろしを依頼す るかたちで実施されています。

・屋根雪下ろし対象世帯とは
世帯内に除雪に従事できる者がなく、かつ扶養義務者等の援助が受けられない世帯のことをいいます。また、屋根雪下ろしに対し世帯の費用負担能力に応じて、金沢市より最大3万円までの補助があります。補助等詳しくは下記までお問合せ下さい。
高齢者世帯は    長寿福祉課220-2288
障害者世帯は   障害福祉課220-2289
母子・寡婦世帯は 福祉総務課220-2285

・屋根雪下ろしの目安としては
新 雪時には1立方メートル当たり50㎏~100㎏と軽かった雪質が、今冬のように数度の雨が降り、さらに屋根雪が1メートル以上になると雪が固まって重い雪 質となり、内部建具の開閉に支障が生じることもありますので雪下ろしが必要です。その他通常は屋根の縁に庇のように突き出した雪の塊を切り落とす程度行う ことをお勧めします。
(出典:マイホーム質問箱(高橋章弘)より)

・屋根雪の除雪のによる事故を防ぐには
1、屋根の雪下ろし作業には命綱をつける
2、一人ではしない。隣近所と声を掛け合う。
3、除雪エキスパートが望ましい

図解「屋根雪下ろしが必要な住宅の例」(出典:新潟県HP)